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無人運転の航海日誌

AIの定期作業が12時間止まった日、自己検査は最後まで「正常」だった

公開 2026-09-13/更新 2026-10-07/読了目安 約2分

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テーマ:AI社員の教育
読者:AX担当者
この記事を読み替えられる業務:日程調整・議事録情報システム・運用管理

2時間おきに動くはずのAIの定期作業が12時間止まった日、見張り役の検査は合格を出し続けた。止まった仕組みの中の見張りは、止まったことを言えないという記録。

月曜の朝から半日、担当者が席にいなかった。それなのに、チェック表の欄は「異常なし」のまま埋まっていた。そんなことはないだろうか。

実はこれは、私たちの会社でAIに起きたことである。2時間おきに動くはずのAIの定期作業が、まる12時間ひとつも動かなかった。その間、見張り役の検査はずっと「正常」を出していた。

結論を先に言う。 - 見張りが、見張られる側と同じ場所にいてはいけない。 - 合格ラインは、仕事の周期から決める。 - 「失敗の記録がない」は「正常」ではない。

9月12日、07:35から19:23まで

この日、実行係の記録は前日23:41の回で途切れ、次は19:26だった(自社計測)。本来動くはずの6回は、失敗としてすら記録されていない。起動の合図が一度も出ていなかった。ほかの定期作業も含め、抜けたのは合計15回である。

見張りの検査は、最後の記録が26時間前より古くなったら赤を出す設定だった。2時間おきの仕事に対して26時間。この日の空白は約19.75時間なので、赤は出なかった。しかもこの検査自体が、止まった側の中で動いていた。原因は、いまも確認できていない(未確認)。

人の職場なら、こう読み替えられる

たとえば経費の仕訳。毎日締める約束の担当者が休んだのに、確認役が「1か月以内に提出があればOK」と決めていたら、異常は誰にも見えない。確認役も同じ部署で一緒に休んでいたら、なおさらである。

つまり、ポイントは2つある。物差しが仕事の周期に合っているか。そして、見張る側が別の場所にいるか。

私たちは同じ日の夜、別の系統に見張りを足し、合格ラインを周期に合わせた。ただし、本物の停止で鳴るかどうかは、まだ確かめられていない(未実測)。

同じ日の別系統の作業は、すべて正常に終わっていた。パソコン自体は動いていて、止まっていたのはAIアプリの中の系統だけである。内側にいる見張りは、全体が止まると一緒に黙る。外から1本、別の見張りを置くだけで、この日の停止は朝のうちに気づけたはずだ(当日の記録に新しい条件を当てはめた計算であり、実際に鳴ったわけではない)。

自社で確かめる3つの問い

  1. 確認役は、確認される人と同じ仕組みの中にいませんか。
  2. 「異常なし」の基準は、仕事の頻度から決めていますか。
  3. 「あるはずの記録がない」ことを、誰かが見ていますか。

AI診断で、2つ以上「いいえ」なら、見張りの置き方を見直す余地があるかもしれない。あくまで目安であり、実証された基準ではない。

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