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無人運転の航海日誌

企画するAIと否定するAIを分けたら、22件中0件しか通らなかった

公開 2026-09-08/更新 2026-10-07/読了目安 約2分

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この記事を読み替えられる業務:営業の商談カルテ化SNS・リール制作

案を出す役と、その案を叩いて落とす役を別のAIに分けた記録。5日間で、門を通す区分の改善提案は全滅し、代わりに提案を作る側の数え方が7か所直った。

自分で書いた企画書を、自分で見直すとき、「そもそもこの前提は正しいか」まで疑えているだろうか。

実はこれは、私たちの会社のAIで試したことである。案を出す役とは別に、案を落とすためだけの役を置いた。門を通す区分の改善提案22件のうち、通ったのは0件だった(2026-09-02〜09-08、自社計測)。

結論を先に言うと、持ち帰れることは3つある。 - 案を出す役と、案を落とす役は、別にする。 - 落とす役に渡す本数には、上限を置く。 - 却下の理由は、案ではなく、案を作る仕組みに返す。

通過率0%は、材料が壊れていた証拠だった

22件が落ちた理由は、ほとんど同じだった。案が弱かったのではなく、提案を作る側の数え方が間違っていた。「失敗」と「中止」を合算していた、といったものである。却下の指摘から、提案を作る仕組みは7か所書き換わった。

人の組織でいえば、営業の商談のカルテ化で、集め方を決めた本人は、集めた数字を疑わない。別の目が入って、初めて数え方の誤りに気づく。

同じ役に、企画と否定を両方やらせると効かない

自分で出した案の欠点は挙げられても、案が立っている土台が事実と違う、という指摘は、まず出てこない。前提を共有していない側から見る必要がある。

一度に20件渡すと、否定が成立しない

最初は20件をまとめて渡したが、検証が浅くなる。1回に渡す本数を6件に絞った。人のレビューが疲れてすり抜けるのと同じことが、AIにも起きるからである。

うまくいっていないこと

否定役の起動は10回、常識外の案を出す役は3回だった(自社計測)。否定役は、機械が検知できる合図で自動的に起動するが、もう一方には、その合図が無い。通過率0%は誇れる数字ではなく、出す力が足りない、という意味でもあると、私たちは考えている。

自社で確かめる3つの問い

  1. 企画を出す人と、落とす人は、別の人になっているか。
  2. 落とす役に、1回に渡す量の上限はあるか。
  3. 却下の理由は、次の企画の作り方に返っているか。

2つ以上「いいえ」なら、任せ方の設計に偏りがあるかもしれない。目安として、AI診断で確かめてみてほしい。

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